シニアに嬉しいのんびり海外クルーズ旅行
今回の旅行は、私たち夫婦と長男夫婦と孫で参加しました。
彼らにとって初めてのクルーズツアーだということを旅行代理店の方に相談したところ、最近は日本出港の東南アジアのクルーズツアーが企画されており、ヨーロッパなどへのクルージングに比べたら初心者にも安心だということで、今回の旅の目的地となりました。
さて、シンガポールはマレーシア連邦から独立した非常に国土の小さな国で、ヨーロッパとアジアを結ぶ貿易拠点として栄えた国。
私自身は今回の旅行でシンガポールは3度目だったのですが、やはりシンガポールは西洋の文化と東南アジアの文化が融合しており、実に不思議な国です。シンガポールといえば東南アジア諸国のなかでもいち早く経済成長し、今となっては高層ビルばかり乱立していて、リゾート地としてはどうも・・・という方もいらっしゃるでしょう。
しかし中心街から一歩外れれば、数々の移民コミュニティが確立されているエリアがあります。チャイナ・タウン、そしてリトル・インディアなどがその代表といえます。
特に私が気に入ったのは「アラブ・ストリート」といわれる、イスラム教徒のためのこぢんまりとした小さな町。特に1828年に建造された「サルタン・モスク」というシンガポール最古のモスクは有名です。その堂々たる風格には圧巻されます。一見の価値があるでしょう。
また、「屋台飯」とよばれるプレートランチを出す屋台街もユニーク。
屋台がずらりと並び、いわば屋根のない食堂のような場所です。
シンガポールという国は、どこへ行っても活気があり、まるで自分達が若かった頃の日本にいるようで近代都市のなかにも関わらず懐かしささえ感じられます。
ペナン島は、マレー半島北西岸の沖合いに位置する、東南アジアでも有数のリゾートアイランドです。
これもドキュメンタリーであったかと記憶しているのですが、定年後の夫婦が東南アジアなど物価の安い国へ移り住むというもので、数年前に話題となったのでご存知の方もいらっしゃるかと思います。
その「定年後のロングステイ先」として、このペナン島がよく話題にのぼっておりましたので、気にかかっていました。
さて、そんなペナン島ですが、なかでも島の自慢といえばバツー・フェリンギビーチ。
真っ白の浜に青い海、そして椰子の木が続くビーチサイドのムードは南国らしさ満点です。さらにこの北岸をもう少々歩くと燈台があり、その上からはマラッカ海峡を一望することができます。
この眺めには、ややきつい上り坂を老体に鞭打って歩いたことも報われるというもの。
また、ペナン島で中心街として栄えるジョージタウンは世界文化遺産に登録されている町で、こちらもぜひ散歩されることをおすすめします。
コロニアル調の建物と、マレーシア、中国、そしてインド式の建物が融合した独特の街並みは、文化・貿易の交流地として栄えた当時を物語っており、異国情緒溢れる風景を楽しめます。
プーケットはタイの南部、マレー半島の中央部西岸に位置するリゾート地です。
タイ自体は、隣接する周囲の国々が次々と欧米列強の支配下に置かれるなか、自国の文化を大切に守ってきた国でもあります。
タイの最大の魅力といえば、やはり寺院でしょう。
プーケット島内最大の寺院はワット・シャロン。
外観は金色と赤で、ぬけるような青い空にとてもよく映えます。
本堂には、プーケットで 起こった中国移民の反乱を制圧した人物である2人の高僧、ルアン・ポー・チャムとルアン・ポー・チャングが祭られています。
タイは日本と同じく仏教の国です。
しかし、同じ仏教でも日本のものとは文化が大きく違っています。
何しろ日本とタイの寺は見た目や雰囲気、そして役割が随分と異なっています。
タイの寺院は、壁に金箔などが施され、屋根などが鮮やかな色で塗られており、日本の寺と比べたらとても華やかです。
一方、日本の寺は重厚で、静寂に包まれ、少々敷居が高いと感じることもあるかもしれません。俗人の私などは、京都や奈良などに出向いたときなど、特別なときしか参拝することはありませんが、タイの人々は日常的に寺院を訪れています。
タイの寺院は葬式のほかに結婚式も行っているそうです。寺院と庶民との結びつきはとても密接で、生活に仏教が深く根付いています。
一般市民である人々と距離を置かずに、ともに悲しみを分かち合い、喜びを感謝し、明日の幸福を願って徳をつむ。タイの寺院や僧侶たちからは、そのような心が感じられました。