シニアに嬉しいのんびり海外クルーズ旅行
今までクルーズ旅行の魅力について熱弁してきましたが、そもそも、
「海外旅行に興味がない」
という方もおられると思います。
「日本人なんだから日本の魅力を知ればいいのであって、わざわざ何時間もかけて海外へ行く必要なんかない」
というわけです。
確かに、日本の魅力を知らずして、海外に憧れるのも暗愚の極みであると思います。
しかし、日本だけを知っていれば良いとも思えないのです。
最初に少し書きましたが、文明の未発達であった時代にさえ、人類は小さな船でもって大海を渡り、地球上の大陸や島々へと散りました。
それによって、さまざまな大陸や島に、独自の文化が生まれたのです。
もし、太古の彼らが旅をしなければ、どこかの島か大陸だけに人が満ち溢れ、土地の問題も生まれたでしょうし、これほどまでに多様な文化は出来上がらなかったでしょう。
なぜ、小さな、そして動力も不安定な船で、往古の人々は海を出掛けたのでしょうか。
さまざまな説がありますが、私が一番気に入っているのは、国立民族学博物館館長である須藤健一氏の、「好奇心があったからさ」という言葉です。
海洋民族たちは日本へたどり着き、縄文人となりました。
縄文土器の大らかさには彼らの好奇心が強く反映されていると思えてなりません。古い時代を生きた自由人たちは、好奇心のために命をかけたのです。
好奇心に動かされて小さな船を操り、広い海を旅したのです。
現代のわれわれは、大航海時代の人々よりもずっと確実に旅をする技術を身に着けています。
安全さという点では、彼らの旅とは比較になりません。誰だって旅行をする際に、ある程度の不安は持つでしょうが、本気で心配することはないのではないでしょうか。
せっかく安全・確実に海外の異文化を目にすることができるチャンスを手にしているのに、好奇心を殺してしまうのはもったいないと思うのです。
その気になれば、私たちは世界中を見ることができます。それだけさまざまなツアー旅行が準備されているからです。
しかし、その「異文化」が魅力のないものならば、旅行をする意味はないでしょう。
そこで、私が旅した観光地の中で、特に魅力的だった都市について、私なりに紹介したいと思います。