シニアに嬉しいのんびり海外クルーズ旅行
地図を見ると、海の上に4つの大陸が浮かんでいます。アメリカ大陸、アフリカ大陸、ユーラシア大陸、そしてオーストラリア。どれも雄大で、日本のような小さな島国に比べると堂々たる大陸のように思えます。
しかし、船旅の際に感じたことは、「島も大陸も変わらないな」ということでした。
考えてみてください。大陸と島の相違点はなんなのでしょうか?ただ大陸の方が大きいというだけで、海の上に浮かんでいるという点において違いはありません。
海の広さに比べれば、陸地は小さなもので、その割合は、だいたい7:3であると言われています。
それに、海も、太平洋・大西洋・インド洋・北極海の大雑把に4つに分けて言われていますが、決して分断されているわけではありません。海はすべて繋がっており、地球表面全体に広がっているのですから。
海の大きさ、そして陸地面積の小ささをわかっていても、海の上を旅していて、陸地が近づいてきたときの感動はなんと大きなことでしょうか。
大陸でさえ、最初は点のように見えます。それなのになぜ、広大で青い海の中で、その小さな点が見えた途端に船のエンジンの音が大きくなったように感じるのでしょうか。
そしてそれが島となり、港に並ぶ建物が判別できるようになり、そして着岸ポイントがはっきりわかるようになってくると、男の私でも胸が熱くなるときがあります。
妻は毎回うっすら涙ぐんでいるようです。それは多分、陸地を「自分が生きるべき場所」として長年生きてきたからかもしれません。
楽しい船旅はまだまだ続いてもかまわないのに、陸地が見えると、どきどきと胸が高鳴るのです。この気分を味わえるのは、船旅ならではのことではないかと思います。
陸地にここまで感動するのは、もしかしたら、先祖の記憶が残っているからなのではないかとも考えます。
遠い昔、私たちの祖先である海洋の民たちは、何日も、もしかしたら何年もかかる海の旅を続けて、どこかの島か大陸にたどり着きました。
それは、コロンブスが大陸を発見したとき以上に困難で、大変な旅だったに違いありません。何人もの仲間を失い、命からがらの旅だったろうと思うのです。
そして彼らが島影を見つけたときの気持ちはどうだったでしょうか。多分、言葉には表せないほどのものだったに違いありません。
私が影響を受けている縄文の民たちは、海洋民族だったと言いますから、多分、この感動をよく知っていたでしょう。
船の旅は、そんな悠久のロマンさえ思わせてくれるのです。